ワールドカップ・カタール大会2022の開幕に合わせ、東京のホテル・ニューオータニにて、1998年以降のワールドカップ記念として製作された手織りのペルシャ絨毯展示会が開催されました。展示会には、在京の各国大使や外交官、またイランの手織り絨毯に関心のある人々が出席しました。同会場では、カタールのワールドカップ2022の記念絨毯の除幕式も行われました。絨毯は合計4枚づつ製作され、1枚は主催国のリーダーに、もう1枚はFIFAに寄贈されることになっています。在京イラン大使館とカタール大使館のスポーツ外交部、そしてサンアイカーペット社の協力により開催された同展示会の会期は1週間であり、関心のある方は自由にご来場いただけます。また、カタールのスポーツスタジアムの模型も展示されています。 カタール・ワールドカップ・スタジアムの、いくつかの模型。 第1回ワールドカップは1930年に開催され、その後これまでに20回開催されていますが、カタール・ワールドカップは、あらゆる面でユニークな大会です。中でも、ワールドカップを主催してきた国の中で最小の国であり、かつ開催費用が最も高いという点が挙げられます。 さらには初のイスラム教の主催国であり、また中東・ペルシャ湾岸諸国で最初にワールドカップを開催した国です。同時に、このワールドカップには奇妙な側面があり、人権問題や労働者の権利が取り上げられています。