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「イランのキャラバンサライ」のユネスコ世界遺産への登録決定
2023年9月17日、リヤドで開催された第45回ユネスコ世界遺産委員会の中で、イランの54のキャラバンサライ(隊商宿)がユネスコ世界遺産リストに登録されました。この世界コレクションは、イランの27件目の世界遺産となりました。
  ユネスコは「イランのキャラバンサライ(合計54件の歴史的な隊商宿)」の登録申請を検討し、委員会メンバーによる承認を得て、ユネスコの世界遺産リストに、イランの27件目の文化遺産として登録しました。   「イランのキャラバンサライ」には、イランの24州にある54の歴史的なキャラバンサライが含まれていますが、これらはもちろん国内の何百ものキャラバンサライの中から選ばれたものです。その特徴の説明には、「キャラバンサライは、交易路や旅に必要な環境の開発につながった、もっとも重要なイラン建造物の一つである。これらのキャラバンサライは、200のキャラバンサライの地図と比較し選択されたものであり、重複した地図は一つもない。したがって、キャラバンサライが、歴史を通してイランの建築家の独創性と天賦の才能の賜物であり産物であることは明らかである」と記されています。   「また、『イランのキャラバンサライ』は社会的および文化的発展に直接関与しており、その影響は文学、詩、絵画、細密画、音楽、建築などに見受けられる。比較の観点からは、イランのキャラバンサライとイラン国外に存在するその他のキャラバンサライとの違いは、形と地図にある。その他のキャラバンサライは、イランの初期のキャラバンサライの例をもとに建造されたと思われる」と述べています。
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