22 December 2024
2024/12/11 - 04:29
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シリア情勢に関するイラン・イスラム共和国外務省の声明

イラン・イスラム共和国外務省は、今般のシリア情勢に鑑み、シリアの統一と国家主権、領土保全を尊重するというイランの原則的立場を改めて表明するとともに、シリアの将来の決定は、いかなる破壊的な干渉や外部からの強制を受けずに、シリア国民に委ねられるべきであることを強調する。

これを達成するには、軍事紛争の即時停止とテロ活動の阻止、そして全シリア国民を代表する包摂的な統治機構の確立へ向けたあらゆる社会階層が参加する形での国民対話の開始が必要となる。

イラン・イスラム共和国は、シリアにおける政治プロセスの推進において、国連安全保障理事会決議2254を軸とした国際メカニズムを引き続き支持する。イラン・イスラム共和国は、この点に関し国連への建設的な関与を継続する。

シリアの歴史におけるこの重要な時に、すべてのシリア国民と在留外国人の安全を確保すること、宗教施設の神聖性を維持すること、そして国際法の原則に従って外交施設と領事施設を保護することが不可欠である。

イランとシリアの両国民の関係は長い歴史があり、常に友好的であった。この関係が、共有する関心と利益ならびに国際法上の義務遵守に基づき、そして両国の賢明かつ大局的アプローチにより継続することが期待される。

イラン・イスラム共和国は、西アジアにおける重要かつ影響力のある国としてのシリアの立ち位置を強調するとともに、シリアにおける安全と安定の確立に寄与する上でのいかなる努力も惜しまないことを表明する。この目的のために、イラン・イスラム共和国は、域内諸国をはじめとするすべての影響力のある当事者との協議を継続する。

イラン・イスラム共和国がシリアと地域の動向を注視しつつ、シリア政治および安全保障の分野における影響力のあるアクターらの行動を考慮し、適切なアプローチと立場をとることは明白である。

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