Anniversary of the Assassination
殉教者ソレイマニ暗殺2周年に際しての、イラン・イスラム共和
国外務省のステートメント
殉教者ソレイマニ暗殺2周年に際しての、イラン・イスラム共和
国外務省のステートメント
イラン・イスラム共和国外務省は、ガーセム・ソレイマニ中将の殉教2周年を控え、イランとイスラム、平和と安全への誠実な奉仕にその一生を捧げた、不滅の殉教者の祝福された生涯の記憶と回想を記念する。
ソレイマニ司令官は常に、地域および国際レベルでの平和と安定の確立に寄与するという、イラン・イスラム共和国の原則的な政策へ向けて役割を果たし、さらには国際テロおよび地域で拡張するテロ組織と戦う上で、多くの行動と取り組みを行った。
それゆえ、正しくかつ名誉にも、テロとの戦いの英雄と平和の司令官という称号が彼には与えられた。この役割と立場にもかかわらず、米国政府は、二重の基準を適用し、テロ対策の主張を含む虚偽の主張を行い、国際法の規則と原則に違反する犯罪行為において、イラン・イスラム共和国の最高幹部の一人であるソレイマニ司令官に対するテロ攻撃の計画を、それも司令官が招待されたイラクの国土において、実行した。
当時の米国当局による、国際テロ対策の英雄を公然と暗殺するという動き自体が、テロ組織支援のメッセージである。
ソレイマニ司令官ならびにアブー・マフディー・アル・モハンディスと、彼らの偉大な随行者たちの殉教は、イランの抵抗力を弱めなかったのみならず、一方でイランの内部環境を国民の結束と団結で満たし、もう一方では抵抗の戦略と言説をより一層際立てさせた。
この暗殺に対し、イラクのアイン・アル・アサド基地に駐留している米軍を平手打ちするという、イラン・イスラム共和国軍の即時かつ効果的な行動と、イランとイラクの殉教者の血の精神的痕跡は、米国の地域戦略の敗北の開始へとつながった。アフガニスタンからの米国の撤退、イラクからの撤退プロセスの始まり、ペルシャ湾という戦略的重要地域における米軍のプレゼンスの戦略的変化は、その影響と結末のほんの数例である。
間違いなく、ソレイマニ司令官を暗殺するという米国の犯罪行為は、当時の米国政府によって組織的に計画され実行された「テロ攻撃」に相当し、現在その責任はホワイトハウスにある。
国際的および法的な基準によれば、米国政府はこの犯罪に対して「決定的な国際的責任」を負っている。これに関連して、このテロ犯罪のすべての主犯者、当事者、加害者、支援者等は責任を負っている。したがってイラン・イスラム共和国外務省は、国内機関と司法府の協力を得て、「犯罪者の非訴追との戦い」という法的原則に基づき、彼らを裁判にかけるための一連の措置を開始しており、最終結果が出るまで継続する。
外務省は、国内、二国間、地域、国際レベルでこの問題をフォローアップすることを目的として数多くの措置を講じており、さまざまな段階に、彼らの報告は可能な限りイランの偉大な国民に提出されている。このフォローアップは、今後もあらゆる面において継続される。
これらの措置は、政治的、法的、国際的および文化広報外交の側面でとられてきた。この点で、外国および国際的な分野では、米国による事実の歪曲とその乱用を防ぐために特別な努力が払われてきた。国際社会において、米国政府が倫理的、政治的および法的に非難されてきたことは、その努力の賜物である。
この問題を追求する上で、イラン・イスラム共和国とイラク共和国の間の合同司法委員会の活動の継続に言及する必要がある。
イラン・イスラム共和国は、地域の平和と安定を確立するために、常に効果的かつ積極的な措置を講じてきた。現在、広範かつ持続性のある交流と協力のためにイラン・イスラム共和国の隣国の手を握るという第13期政府のアプローチに従って、域内諸国間の関係発展と強化のための基盤が、これまで以上に確立している。
殉教者・ソレイマニ司令官
イラン政府および国民は、地域の各国政府および国民と共にあると考えている。この点から、領土の統一性と完全性を維持し、永続的な安定と安全を確立し、地域とイスラム世界の国々を発展させるためのいかなる支援も惜しむことはなかったし、これからもそうであろう。
最後に、祖国と世界中のすべてのイラン人とともに、平和と安全の司令官・ガーセム・ソレイマニの気高い精神に、追悼の意
を表する。
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