21 November 2024
2022/12/28 - 09:24
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中将ガーセム.ソレイマニ.イラン.イスラム共和国革命防衛隊司令官の生涯

ガーセム.ソレイマニ司令官

ガーセム.ソレイマニ司令官

中将 ガーセム・ソレイマニ・イラン・イスラム共和国革命防衛隊

ゴッズ部隊司令官の生涯

 

 

 

1部:

イラン・イスラム共和国の軍隊における最高幹部の一人であった中将ソレイマニ司令官は、202013日金曜日、アメリカによるあらゆる国際法に違反した犯罪であるテロ空爆により、イラクの軍幹部数人とともに殉教した。

 

ソレイマニ司令官は、1957年ケルマーン州にて生まれ、イラン・イラク戦争の当初からイスラム革命防衛隊の中尉として戦地で戦い、その後第41タサララ師団の司令官となった。彼は1982年に同師団が結成されてから1998年に革命防衛隊ゴッズ部隊司令官に任命されるまで、タサララ師団の司令官として、また第8ワルファジュル、第4および第5カルバラー作戦等の指揮官として、大きな役割を担った。

 

ソレイマニ司令官は、イラン・イラク戦争後は、ケルマーンへ戻り、イランとアフガニスタンの国境において麻薬密輸団との戦いに従事し、イランの東側の国境を守った。

 

 

2部:

殉教者・ソレイマニは、イラン・イスラム共和国最高指導者の命令により、イラン革命防衛隊ゴッズ部隊司令官となり、シリアやイラク、その他の地域におけるテロとの戦いの責務を担い、域内諸国の弱体化や分裂に対峙し、世界的な名声を博した。

 

ガーセム・ソレイマニ中将は、中東地域におけるダーイッシュ(IS)を始めとするテロ組織や過激主義との戦いにおける国際的な人物であり、国際社会・地域のあらゆる専門家の分析によれば、地域におけるこのテロの流れを断つ上で、根本的かつ重要な役割を果たした。公平な分析家が述べているところでは、もしソレイマニ司令官の比類なき勇敢さと作戦がなければ、テロの流れとテロ行為は、地域のみならず、国際社会全体へと拡大していただろう。故に、イラクやシリアにおけるダーイッシュの台頭後、ソレイマニ中将が地域に現れ、民兵を組織化し、テロ組織と戦い、そして掃討した。

 

2014年、イラクのモースルがダーイッシュに占領され、同国の首都バグダッドもまた、陥落の寸前まで行ったが、ソレイマニ司令官は、イラクからのダーイッシュの排除において有効な役割を果たし、当時のイラク首相のハイダル・アバディ氏は、ソレイマニ司令官を、ダーイッシュ掃討作戦におけるイラクの最も重要な同盟であると語った。

 

ガーセム・ソレイマニ中将は、2017年イラン最高指導者へ宛てた書簡の中で、ダーイッシュの終焉を述べ、イラクとの国境付近の都市であり、ダーイッシュの最後の砦である  アブ・カマルにおけるシリア国旗の掲揚を伝えた。

 

 

3部:

殉教者・ソレイマニは、イラン国内の様々な政派や国民階層から高い人気を誇り、最高指導者は常に司令官の勇敢さと人格を褒めたたえた。ソレイマニ氏は紛れもなく、祖国のため、国を守るために40年間戦い続けた国民的英雄である。

 

殉教者・ソレイマニは、偉大な司令官、そして戦略家として、軍事において比類なき専門性と能力を有しており、司令官の作戦は、世界の多くの軍事専門家を驚愕させてきた。同時に、一人の人格として、優しく謙虚な人であったと知られており、追悼集会に何百万ものイラン人、そして世界各国からの多くの人々が参加したことは、民衆がこの世界的人物を敬愛していたことを物語っている。

 

「ゾルファガール」の勲章は、革命後唯一ソレイマニ司令官にのみ授与された、イランの軍の最高位の勲章である。2019年、アメリカの雑誌Foregin Policyは、防衛・安全保障の分野における世界で最も傑出した100人の思想家の一人として司令官を紹介している。

 

ザリーフ外務大臣は何度も語っている:私はソレイマニ司令官に特別な敬意を抱いている。私と司令官は20年以上にわたり、イラン・イスラム共和国の目標達成のため、政治的・平和的解決策を見い出すため、近しく協力してきた。 私たちの協力は、シリア、アフガニスタン、イラク、イエメン危機の政治的打開策の追求のため、またシリア、イエメンの人々への人道支援のための、非常に有益かつ緊密な協力であった。

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