慈悲深きアッラーの御名において
抵抗のセイエドの葬儀に際しての、駐日イラン・イスラム共和国大使館の哀悼の言葉
抵抗のセイエドの殉教:
イラン暦1403年7月6日(西暦2024年9月27日)、レバノンの抵抗勢力の指導者でありヒズボラの事務局長であるセイエド・ハッサン・ナスララ師が、ベイルートの南郊外にあるヒズボラの本部に対するイスラエルの空爆により殉教した。この攻撃は、アメリカがシオニスト体制に供与した85トンのバンカー破壊爆弾を使用して実行され、その結果、ナスララ師と彼の忠実な仲間数人が殉教した。
抵抗のセイエドの葬儀:
セイエド・ハッサン・ナスララ師の葬儀は、イラン暦1403年12月5日(西暦2025年2月23日)、レバノン国民ならびに国内外の政府高官らが多数出席して執り行われる。葬儀はベイルート史上最大の集会の一つとなり、イスラム抵抗運動を支持する様々な国民の団結と連帯の象徴となるだろう。
葬儀にはイスラム諸国の国家元首や高官をはじめ、世界79カ国の代表が出席する予定である。これほどの参列者の数自体が、イスラム抵抗の道への連帯と支持の明確なメッセージとなるだろう。
抵抗のセイエドの殉教に際してのイラン最高指導者のメッセージ:
「イスラム世界は偉大な人物を、抵抗戦線は傑出した旗手を、レバノンのヒズボラは比類なき指導者を失った。しかし氏の数十年にわたる深慮とジハードの恩恵は決して失われることはない。セイエドがレバノンに築き、そして他の抵抗組織に方向性を与えた基盤は、彼がいなくなることによって消滅することはない。それどころか、彼と他の殉教者たちの血により、さらに強化されるだろう。疲れ果て衰退の一途を辿るシオニスト体制に対する抵抗戦線の打撃は、神の恩寵と力によって、さらに圧倒的なものとなるだろう。シオニスト体制の邪悪な本性は、この事件で勝利を収めることはできなかったのだ」
セイエド・ハッサン・ナスララ師は、その賢明なリーダーシップと卓越した人徳により、レバノンとイスラム世界の現代史において比類のない役割を果たした。彼は確固たる信念と揺るぎない決意をもって、抑圧された諸国民の権利を守り、抑圧や迫害と戦う道を歩んだ。セイエドの情熱的な演説と熱烈な説教により、人々は心の中に抵抗の精神のともしびを絶やすことはなかった。
セイエドの殉教は抵抗戦線にとって大きな損失だが、彼の歩みと教えはこれからも世界中の気高い人々にインスピレーションを与え続けるだろう。セイエドの遺産と教えを頼りに、レバノンのヒズボラは正義と自由を守る道を歩み続けるだろう。
セイエド・ハッサン・ナスララの殉教は道の終わりではなく、抑圧との戦いにおける新たな段階の始まりである。イスラム抵抗運動の指導者としてのセイエドの遺産は、世界の気高い人々の心の中に永遠に残り、自由と正義への道を照らすだろう。
駐日イラン・イスラム共和国大使館は、抵抗運動指導者の殉教に際し、真理と真実の道を歩むすべての人々に哀悼の意を表する。