慈悲深きアッラーの御名において

「抵抗の司令官との輝かしい別れ： ベイルートでの殉教者セイエド・ハッサン・ナスララの歴史的な葬儀」

イラン暦1403年12月5日（西暦2025年2月23日）日曜日、ベイルートでは同市の歴史上類を見ない壮大な儀式が行われた。約140万人のレバノン国民ならびに世界中からの抵抗運動支持者が「コメイル・シャムウーン・スタジアム」と周辺の通りに集まり、殉教者「セイエド・ハッサン・ナスララ」と「セイエド・ハーシェム・サフィー・ゥッディーン」の聖なる遺体に別れを告げた。この大勢の参列者たち自体が、抑圧に立ち向かう人々の団結と連帯を表していた。

 儀式は聖クルアーンの朗誦で始まり、その後、演説者らが二人の偉大な殉教者の美徳と苦闘について語った。

ヒズボラの現事務局長シェイフ・ナイーム・ガーセム氏は、「たとえ我々の家が倒壊し、我々全員が殉教者となったとしても、我々はセイエド・ナスララの道を最後まで歩み続ける」「ナスララよ、我々はあなたとの約束を守り、殉教するまであなたの道を歩み続けます！」と強く語った。 

イラン国会のモハンマド・バーゲル・ガーリバーフ議長もレバノン大統領との会談後、記者団に対し、「抵抗戦線の指導者の葬儀は、抵抗戦線の偉大さとレバノン国民のセイエド・ハッサン・ナスララに対する敬意を示すものだった」「この儀式は、レバノン国民がいかにして奉仕者たちに別れを告げ、レバノンとパレスチナ、そしてイスラム世界のために心を躍らせているかを示した」と述べた。 

途中、イスラエルの戦闘機がベイルート上空を飛行した場面もあったが、これは恐怖とパニックを引き起こして儀式の荘厳さを損なうためだったのかもしれない。しかし、参列者らは壮大なスローガンを唱え、敵の脅威に怯まないことを示した。 

儀式終了後、殉教者セイエド・ハッサン・ナスララの聖なる遺体は、ベイルートの南郊外に用意されていた墓に埋葬された。また、殉教者セイエド・ハーシェム・サフィー・ゥッディーンの遺体はデイル・ガーヌン・アル・ナフルの生誕地に移され、そこに埋葬された。 

この葬儀は、殉教した抵抗運動指導者たちへの哀悼の意を表するのみならず、彼らの崇高な理念への忠誠を新たにし、自由と正義が達成されるまで抵抗運動の道を続けることを確認するものでもあった。